出来てる人ももう一度確認!サックスの組み立て方

サックスをはじめたばかりの人がまず最初にぶち当たるのが「このバラバラになってるパーツをどう組み立てるか」というところですよね。

 

組み立て方によっては楽器に不具合が出てしまう場合もありますので正しい組み立て方を習得することは必須事項です。

 

もちろんサックスをはじめてからしばらく経ったという人も「勘違いしてた!」という部分もあるかもしれません。

 

ぜひ今一度楽器の組み立て方をご確認ください。

 


まずはケースを正しい向きに置くことからです。

すみません、こんな「当たり前だろ」と言われてしまうようなことがスタートで。

 

でも、意外と初心者の方はここで上下逆向きに置いてしまって楽器が滑り落ち破損という状況になっています。

 

まずはケースの天地を確認しましょう。

 

大体の楽器メーカーのケースは蓋の方にメーカーのロゴがこの写真のように入ってますのでそれを確認するといいですね。

 

楽器ケースの天地を確認したら蓋を開けてみましょう。

 

 


するとこのような感じで各パーツが入っています。


大きく3つの部分に分かれていますね。


  • マウスピース+リガチャー
  • ネック
  • 楽器本体


というようになっています。


ではまずネックを取り出してみましょう。


持ち方に要注意!ネックの扱い方

ネックを取り出していただいたら、まずはコルクの部分にコルクグリスを塗ります。


このコルクグリスは色々なタイプがありますが画像のようにスティックタイプの物が手も汚れなくて使いやすいと思います。


このコルクグリスをコルクの部分に薄くまんべんなく塗っていきます。


べっとり塗る必要はありません。あくまで薄ーくです。


買ったばかりの楽器はコルクがまだ固い場合もあるので多少たくさん塗っても良いですがあまり効果は変わらないように思います。


この作業は楽器を使用するときに毎回行いましょうね。


このコルクグリスにはこのあと差し込むマウスピースの滑りを良くするという目的以外にも、マウスピースとコルクの隙間をなくし密着度を良くするという効果もあるそうです。


ねじねじしながら差し込みます。

次にマウスピースを取り出し(リガチャーは外した方が良いです)コルクの部分に差し込んでいきます。


ここで注意したい点がいくつかありますが一つ目はマウスピースを差し込むときはねじ込む感じで入れていきましょう。


マウスピースをまっすぐコルクに差し込もうとしてもスムーズに入りません。


ねじねじしながら入れていきましょうね。


あと特に注意したいのが次の点。


どこを持っても結局だめかも(>_<)しれないですが、出来ればここは持たないで。

ダメな持ち方
ダメな持ち方

ネックを持つ手に要注意です。

 

このようにネックに付いている楽器本体と連動する部分を持ってマウスピースを入れてしまうとこの部分の調整が狂ってしまうことがあります。

 

ここの調整が狂ってしまうと下の方の音域がまったく出なくなってしまうのでそうなってしまったら楽器屋さんに持って行って調整をしてもらってください。

 

ただ、ネックのコルクが硬いうちはどんなに注意していても一回くらいはこの部分をおかしくしてしまうかもしれませんね・・・。

 

なのでネックを扱うときは細心の注意をはらってくださいね。

 


コルクが1センチくらい余る位置までマウスピースを入れます。

これがマウスピースをネックに差し込んだ時の完成図です。


マウスピースをネックのコルクが1センチくらい余る位置まで入れます。


このマウスピースをどれくらい奥まで差し込むかという点はのちのち非常に重要なポイントになってきます。


なぜならこの位置で楽器のチューニングが変わるので、変なところに入れた状態で吹くことに慣れてしまうとおかしな奏法が身についてしまいます。


ちなみにこの1センチというのはYAMAHAの4CのマウスピースをYAMAHAの楽器に入れた場合です。


他のメーカーのマウスピースと楽器の組み合わせではこの入れ具合は変わる場合がありますので、他のメーカーの楽器を使用している方は先生に自分の楽器を吹いてもらってどのあたりまで差し込めば良いか確認してもらってくださいね。


リードを固定する大事なパーツ、リガチャー。

ノーマルなリガチャー
ノーマルなリガチャー

次にリガチャーを取り付けます。


この写真のようにマウスピースの穴がある方から見たときにネジが右向きに来るように上から入れてください。


ただしリガチャーも色々な形状があります。


逆締めのリガチャー
逆締めのリガチャー

このように上で締めるタイプのリガチャーが世の中には存在します。


こういうタイプの時もやはりマウスピースの穴側から見たときにネジが右に来るようにセッティングしてください。



ここが振動する場所!リードは先端が命!

リガチャーを上に押し上げリードの先端に触らないようにしながら上から滑り込ませます。

次にリードを一枚取り出し、リガチャーとマウスピースの間に取り付けていきます。

 

ここで注意したいのがリードの先端部分にはなるべく触らないこと。

 

先端が割れたリードはもう使えません(実際は音は鳴るがあまりよろしくない)。

 

取り付けるときはこの画像のように先端から少し下の部分に親指を置いて滑らせるように取り付けましょう。

 

ここで使用するリードですが、YAMAHAの4cのマウスピースをお持ちでしたらバンドーレンの青箱の2-1/2(2半と読む)が初心者には良いと思います。

 


リードの先端を髪の毛一本分内側にセット

ここで非常に細かい話で申し訳ないのですが、リードの先端の位置をしっかりと合わせます。

 

どこに合わせるかというとリードを髪の毛一本分マウスピースより内側の位置に合わせてください。

 

そしてこの作業、必ず目の高さに持ってきて作業しましょう。見る角度によってかなり位置がずれてしまいます。

 

ちなみに、リードが自分の好みの厚さより少し薄く感じる時にちょっとだけ先端を上に出してセッティングすると、吹き心地が厚く感じられるという効果もありますが、これはやりすぎはいけませんので基本はこの位置だということを覚えておきましょう。


リガチャーを下に下げ、ネジを締めて完成!

リードの位置が決まったらリガチャーを下に下げます。

 

右手の親指でリードを固定しておいて(先端は触らずにその下の部分を触れてくださいね)左手でリガチャーを下に下げましょう。

 

リガチャーを下げた時点である程度固定されますのでもう右手でネジを締めれば良いです。

 

このリガチャーも最初は硬い場合がありますので十分ネジが緩んでいるのを確認できたら多少力を加えて下に下げても大丈夫です。

 

そしてどのくらい下に下げるのかというのが下の写真が目安になります。



リガチャーを合わせる位置の目安

これはYAMAHAの4Cのマウスピースなのですがうっすらと縦に線が入っているのがわかるでしょうか?

 

この位置にリガチャーの上端を合わせるのが一つの目安です。

 

他のメーカーではこれが入ってない場合もありますが、その場合は上の写真のようにリードの色が変わっている部分に合わせてあげると良いでしょう。




いよいよ楽器にネックを差し込みます!!

ここでもねじねじしてね。

さていよいよ楽器にネックを差し込みます。これで完成ですね。


そこで注意が必要なのがまず一つ。ここもねじねじしながら入れてください。まっすぐ入れようとしてもなかなか入りません。


そして新しい楽器の場合極端に入りにくい場合もあります。そういう場合はネックの接続部分にコルクグリスを少し塗ってあげると入りやすくなる場合もあります。


そしてネックを差し込んだら楽器本体のゴムのようなものが付いてる部分とネックの出っ張り部分が一直線に並ぶようにセッティングしてあげます。


少しわかりにくいと思いますので次の画像をご覧ください。


吹くときの姿勢に関わるから意外と重要ですよ

おわかりになるでしょうか?

 

このように一直線に並ぶ位置に合わせてください。

 

ここが狂うと姿勢にも影響が出ますので意外と重要です。

 

そして最後に気をつけなくてはならないのがネジを締めるときです。

 

このネジ、そんなに強く締める必要はないですからね。


安物の楽器の場合(泣)ここのネジがポキっと折れてしまうことがたまにあります。

 

締めるのはネジの動きが止まるとこまでで構いません。


はい!これで完成です!

水平な場所に置くときは楽器ケースに入っている向きの逆に置いてね

これが完成形です。

 

楽器を吹かないときはマウスピースにはなるべくキャップをかぶせましょうね。

 

そして、机やこのようにケースの蓋の上のように水平面に置くときは必ずキーがたくさんある方を下に向けて置きましょう。

 

楽器ケースに入っている向きと逆向きですね。

 

この向きで置かないと楽器自身の重みで潰れてしまうキーが存在しますので、必ずこの向きで置きましょう。



ダメな置き方の例その1 上下の向きが逆です。

この向きではダメだということですね。


ただ何年教えててもこの向きで置いてしまう方がチラホラ・・・(泣)


これだけは覚えてください。お願いします(土下座)。


ダメな置き方の例その2 もう僕が落ち着かなくなります。

かっこよくディスプレイしたくなる気持ちはわかりますが、お願いですからこの置き方だけはやめてください(土下座その2)。


椅子の上に置いても良いですが、上の正しい置き方のように寝かせて置いてください。


これではいつ滑り落ちてもおかしくない状態です。


立てて置きたい場合はスタンドを使いましょう。

どうしても立てて置きたいという場合はこのようにスタンドを使うと良いですね。




ただし、このスタンドに置くのはあくまでちょっと休憩する時だけにしましょう。

 

たまに「楽器を組み立てるのが面倒なんでこの状態でずっと置いといてもいいですか?」と聞かれることがありますが、ダメですよ。

 

まず楽器にホコリがかぶります。楽器にはキーのいたるところに油がさしてありますのでそれにホコリが不着してすぐに見るも無残な状態になってしまいます。

 

あと、一番大事なのは地震が起きたらどうするんですか!という点。こんなスタンドひとたまりもないですよ。

 

ちなみに僕は地震が起きたらまず自分の楽器に向かってダッシュし身の安全よりも楽器の安全を確保します。(これは真似しなくて結構です。)


意外と注意点がたくさん!楽器の扱いには細心の注意を!

いかがでしたでしょうか?楽器を組み立てるだけでも色々と注意しなくてはいけない点がありましたね。ざっくりと楽器の組み立て方をまとめると以下のようになります。

 

  1. ネックのコルクにコルクグリスを塗る
  2. ネックにマウスピースを差し込む
  3. リガチャーをはめる。ネジは右側に。
  4. リードをセッティング。先端の破損に注意。髪の毛1本分内側に。
  5. ネックを楽器本体に差し込む。楽器本体のゴムのついた部分とネックの出っ張りを一直線に並べる。


という流れですね。

 

初心者の方は出来れば初めは経験のある人についてもらって組み立てた方が良いかもしれません。

 

もしそれが無理ということであればこの記事を良く読み込んで慎重にチャレンジしてみてくださいね。

 

この記事が皆さんの楽しいサックスライフのお手伝いとなれば幸いです。

 

ここまでお読みくださいましてどうもありがとうございました。

 

 

 

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この記事の執筆者

長内阿由多講師 (全曜日担当

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コメント: 1
  • #1

    給食当番 (金曜日, 09 6月 2017 17:33)

    今日、中古のサックスを買いました。楽器に触れた事もなく、楽譜も読めませんがこれから頑張って練習します。すごく参考になりました