RICOリードの特徴

バンドーレンと共によく使用されているリードのブランドとしてRICOがあります。

種類も多く、値段もバンドーレンに比べると安いので最近ではこちらを使用している人も多くなってきています。

 

今回すべてのリードを試奏することはできませんでしたが、すべてのラインナップをご紹介していきたいと思います。

RICO

まずは、リコーのスタンダードなモデルです。

このリードは基本的にジャズ向けのモデルとして作られています。

 

アンファイルドカットで吹奏感は音の立ち上がりがクリアでサブトーンもしやすい感じ。クラシックで使用するのは少し難しいかもしれません。

 

音の輪郭もはっきりしていますので、ジャズやポピュラーで使用しやすいリードです。


RICO ROYAL

前述のリコーに比べて音の立ち上がりがマイルドで柔らかい音が出ます。

 

しかし、吹き方によってはエッジの利いた音も出すことができますので、クラシックにもジャズ・ポピュラーにも対応することのできるリードです。

 

ちなみに私はこのリードの3 1/2を使用しています。


グランドコンサートセレクト

音色は柔らかく、透明感があり、他の楽器に溶け込みやすい感じがします。

 

吹奏感も程よいコシがあり、強く吹いても音が割れるということがありません。

 

なので、このリードはクラシックに特に向いていると言えます。

 

逆に言えばこのリードでジャズやポピュラーなどを演奏するのは少し難しいかもしれません。

 

サブトーンなどもかなりやりにくい感じがしました。


ラ・ヴォーズ

かなりハッキリとした音の輪郭・立ち上がりがあり、ジャズ・ポピュラーに最適なリードと言えます。

 

主張の強い音色のため、ファンクやスカなどで使用するとノリの良いリズムが作りやすいかもしれません。

 

逆に、あまり柔らかい表現が求められる音楽には適していないように思われますので、クラシックや吹奏楽などに使用するのは難しいと思います。


ジャズセレクト

このリードは昨年からアンファイルド・ファイルドの二つのカットから選べるようになりました。私はアンファイルドしか試奏していません。

 

ダークでサブトーンをたくさん含むような音色を求めるのであればこのリードは最適かもしれません。特にジャズの演奏をしたいという方には先ほどのラヴォーズよりもこちらの方が良いでしょう。

 

吹奏感は若干重めですが、しっかりと息を吹き込んでも、音割れすることなくしっかりと応えてくれるリードです。



フレデリック・ヘムケ

このリードは私は吹いたことがないのでわかりませんが、クラシックにもジャズにも使用することができるリードとのことです。

 

また、試奏をしてみたら追記していきます。


ダダリオ レゼルブ

このリードも私は吹いたことがありません。

クラシック向きのリードのようです。


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