Triste

アルトサックスで奏でるボサノヴァ

全音楽譜出版社より出版されている「アルトサックスで奏でるボサノヴァ」の楽譜とカラオケ音源を使用して演奏してみました。

 

Triste

アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲したTriste(トリステ)はポルトガル語で「悲しい」とう意味だそうです。

 

歌詞の内容としては、一人で生きていくことが悲しくなってくるが、君に近づくことができない、という意味の歌詞だそうです。

 

アントニオ・カルロス・ジョビンは20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家です。1950年代後半、ジョアン・ジルベルトなどとともに、ボサノバを創生したと言われています。

 

 

Bossa Nova の Nova とはポルトガル語で「新しい」、Bossa とは「隆起、こぶ」を意味します。そのため Bossa Nova とは「新しい傾向」「新しい感覚」などという意味になります。

 

 

 

ボサノヴァはブラジルの伝統的な大衆音楽を基に、中産階級の若者たちの求めていた心地よく洗練されたサウンド、「新しい感覚」のサンバとして成立しました。

 

ボサ・ノヴァをジャズの一種と見るなどさまざまな見方もあるが、少なくとも本来のボサ・ノヴァはサンバの一種であると定義されているようです。

 

その出現はブラジルのポピュラー音楽に大革命を起こし、その後世界中の音楽シーンに大きな影響をあたえました。

この曲集の特徴

カラオケCDとピアノ伴奏の楽譜が付属しているタイプの曲集なので、幅広い方にご利用いただける楽譜となっています。

 

ただし、サックスのパートに限っていえば、サックス奏者がアレンジした譜面ではないため、たまに演奏のしにくい箇所があるときもあります。

 

また、クラシックの作曲家の先生が編曲をしていますので、若干このジャンルにそぐわないアレンジになっている箇所もあります。

 

なので適宜フレーズを差し替えたり、アドリブをして演奏するのが、最も良い使い方かもしれません。

 

YouTubeの演奏では参考資料という側面を重視して基本的に譜面に忠実に演奏しています。

 

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