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初心者のためのサックスレッスン 第16回 8分音符の練習

こんにちは。長内です。

 

本日から「サクソフォーン教本」でも8分音符の動きを学習していきます。

 

指の動きもタンギングの舌の動きも速い動きが出てくるようになります。

 

上手くいかないという時は一度テンポを落としてゆっくりから練習していきます。

出来ないテンポでずっと練習しつづけることのないようにしましょう。

使用教材

楽譜の苦手な方でも基礎から確実にじっくりとサックスの演奏方法を学んでいける本です。

 

私のレッスンでは、初心者の方には必ずこの本を使って指導させていただいています。

 


本日からこの教材も使用していきます。

この曲集は階名(ドレミ)があらかじめふってありますので、楽譜の苦手な方でも、曲の演奏を楽しんでいただけます。

 

また100曲近くの様々なジャンルの曲が収録されていますので、初心者の方が曲を練習しながら、色々な音楽に触れていくことができます。

 


この記事の対象の方

第16回目のレッスンの内容

  1. 基礎練習(チューニング・ロングトーン・タンギング・音階練習)
  2. 8分音符
  3. 練習曲1~8
  4. 埴生の宿・聖者の行進

この記事の執筆者

私、長内(オサナイ)は中学生の時にサックスを始めて、その後愛知県立芸術大学という大学でクラシックサックスを専門的に学びました。
卒業後はヤマハの大人向けのポピュラーミュージックスクールで講師として仕事をし、現在は私個人の音楽教室でサックスの指導をしています。

サックスの演奏歴は約25年です。


1.基礎練習

✔チューニング

そろそろチューニングの作業にも慣れてきましたでしょうか?

マウスピースの抜き差しの作業がやりにくいという方はコルクグリスはきちんと塗っていますでしょうか?

 

楽器が新しいうちは、コルクが固くなっていますので、しっかりめにコルクを塗っておきましょう。

 

コルクの滑りが悪い状態でマウスピースを抜き差しすると、リガチャーや、ネックを歪める原因になりますので、コルクグリスは必ず塗るようにしましょう。


✔ロングトーン

今回も2オクターブの音域でロングトーンを行いましょう。

✔タンギング

前回テキストの内容を先取りし8分音符の動きを練習しました。

今回も8分音符の動きを練習していきましょう。

今日は2オクターブの音域で練習していきましょう。

 

✔スケール(音階)

今日も音階を練習していきましょう。

ハ長調は前回扱ったp.50の4分音符の動きでのハ長調の音階も練習していきましょう。

 

2.8分音符

✔4分音符の半分(0.5拍)

今日から8分音符の動きを練習していきます。

全音符の8分の1の長さです。

4分音符の半分の長さの音符です。

 

8分音符は一つだけだとこのような表記です。

8分音符が連続するとこのような表記になります。

 

8分音符は2つ以上連続すると基本的にはこのような表記になります。

8分音符を感じながら拍子をカウントする時はテキストの表記のように

 

1ト2ト3ト4ト

 

というような数え方をしていきます。

 

この1、2、3、4の部分を「オモテ拍」

トの部分を「ウラ拍」

 

といいます。

 

3.練習曲1~8

✔練習曲1~3

8分音符の動きを含む練習曲です。

8分音符で音が動くことはありませんので、タンギングのタイミングに気をつけながら練習を行ってください。

 

✔練習曲4

指の動きとタンギングの両方が必要な8分音符の練習です。

指と舌のタイミングを合わせて、ずれないように練習しましょう。

 

また、ヘ長調(調号にシの♭)がついている練習曲ですので、最初からBisキーを押さえておきましょう。

 

✔練習曲5(さくら)

八分音符の動きでオクターブキーのまたぎを含んだ練習曲です。

従来より速い動きですのであらためて

  • オクターブキーがの動き
  • 左手の薬指の動き

に気をつけて練習を行ってみてください。

 

✔練習曲6

3拍子の曲ですので、拍子感に注意しましょう。

4段目の3小節目ではオクターブキーのまたぎが連続して発生していますので、難しいと感じる方は

  • レ→ド
  • シ→レ

と分解して練習してみましょう。

 

✔練習曲7

ヘ長調の練習曲です。

指示にある通り、2回目は1オクターブ上げて練習しましょう。

 

✔練習曲8

比較的高い音域での8分音符の動きです。

2段目の1小節目のクロスフィンガリングに気をつけて練習を行ってください。

 

6.埴生の宿・聖者の行進

ここからは、「初級アルトサックスレパートリー曲集」の曲を練習しましょう。

 

 


✔p.24 埴生の宿

特に新しい内容はありませんが、長めの曲ですので、最後まで吹ききるのが難しいという場合は途中で休憩を入れましょう。

✔p.35 聖者の行進

少し早めのテンポでの8分音符の動きを含んだ曲です。

出来そうな方は8分音符を短めに演奏してみましょう。

 

以上で第16回目のレッスンは終了です。

 

8分音符が出てきたことで、速い動きも多くなりますが、演奏出来る曲もぐっと増えてきます。

 

難しい箇所は同じテンポで何度も練習するのではなく、テンポを落として必ずメトロノームを使用して練習しましょう。


私オサナイ(長内)は名古屋の千種区の池下でサックスの教室をやっております。
初心者の方でも楽器の持ち方から丁寧に指導させていただいております。
またネットからの申し込みの場合は入会金が通常1万円のところを半額の5000円にさせていただいております。
1回のみの受講も可能ですのでぜひレッスンにお越しください。

レッスンの詳細についてはこちら

 



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