2015年管楽器業界注目のアニメ「響け!ユーフォニアム」

かつて「スウィングガールズ」という映画が2004年に公開され大ヒットしました。

 

この2004年という「時代」は今まで日本の経済を支えてきた団塊の世代が定年退職を2、3年後に控え、第二の人生を楽しむためのなにかを探し求めていたように思います。

 

そんな中このスイングガールズの劇中での上野樹里をはじめとする若手俳優たちの若さあふれる溌剌とした演奏は、団塊の世代達を「これなら自分でもできるかも」と高価な管楽器の購入、音楽教室での無料体験レッスンの受講へと向かわせました。そしてそれは大きな経済効果を楽器業界にもたらしました。


その2年後今度は同じ上野樹里が主演のドラマで「のだめカンタービレ」が大ヒット。バイオリンとチェロの需要が急激に増しました。


そして、「スウィングガールズ」のヒットから11年後の2015年春。楽器業界がまた新たに世の中の楽器への関心を呼び起こさせるものを売り出そうとしています。それがこの「響け!ユーフォニアム」です。

 

先日私が楽器屋に行った時に、「響け!ユーフォニアム」のキャラクターの大きなパネルが管楽器売り場に置いてあり「今度はこれで一山当てる!」という楽器業界の「決意」のようなものが感じられました(笑)

当教室にもユーフォニアム講師が所属しておりその楽器業界の波に乗らないわけにはいかない!ということで僭越ながら「響け!ユーフォニアム」について私なりに調査をしてみました。


そもそもユーフォニアムとは?


ユーフォニアム(ユーフォニウムとも)は金管楽器の一種で柔らかく丸みのある音色が特徴。吹奏楽の楽曲においては中低音域を担当し曲の中では比較的目立たないことも多いが、現代の吹奏楽の編成にとってなくてはならない楽器である。

 画像出典:Wikipedia

 

 吹奏楽の中では割と地味目な楽器ですね・・・。



響け!ユーフォニアム


響け!ユーフォニアム』(ひびけ ユーフォニアム)は、武田綾乃による日本の小説。イラスト表紙はアサダニッキが担当している。『宝島社文庫』(宝島社)より2013年12月に『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』が刊行され、後にシリーズ化された。


  2014年12月に京都アニメーションによるテレビアニメ化が発表され、2015年4月より放送開始。


もとは小説なのですね。




舞台はかつての強豪校、北宇治高校吹奏楽部


かつては全国大会に出場したこともあったようですが、現在は京都府大会銅賞レベル。


そんなかつての強豪校が、新しい顧問の赴任をきっかけにまた全国大会を目指していくことになります。


主人公がユーフォニアム担当


黄前 久美子(おうまえ くみこ)
北宇治高校1年生。担当楽器はユーフォニアム。
流されやすい性格のため、入学後知り合った葉月、緑輝の影響で吹奏楽部に入部した。中学時代にも吹奏楽部に所属しており、ユーフォニアムを担当していた。


アニメの中では高校からはトロンボーンに変えようとしていますが途中でユーフォニアム経験者であることがばれ、半ば強引にユーフォニアム担当にさせられています。


作者自身が吹奏楽部出身のため設定がリアル


第1巻の『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』は、武田綾乃の2冊目となる小説。武田の出身地である京都府宇治市を舞台とし、北宇治高校の吹奏楽部に所属する生徒たちの青春を綴った作品である。作者自身も中学生時代に吹奏楽部に在籍しており、執筆の際には母校である嵯峨野高校の吹奏楽部を取材した。作中には平等院やあがた祭りといった宇治市の名所や行事が登場する。



作者自身が吹奏楽部出身ということでかなりディテールにこだわっています。

でも細かいことを言うとちらほらとツッコミどころが…


あれ?審査結果の発表ってこんな方式ですか?

私は北海道出身なので京都府のことはよくわからないのですが、結果発表って審査員の代表の方が「ゴールド金賞!」ってアナウンスするんじゃないんですか?アニメの中ではこのように大きな紙で一気に舞台上に掲示しています。

2015.05.07追記

京都府出身の方からご指摘があり「15年くらい前はこんな感じの結果発表だったような気がします。」とのこと。なるほど。 

確かにこの方法だと 

「ゴールド!!金賞!!」

「きゃー!!!」

「・・・すみません、間違えました。銀賞です・・・。」

「シラー・・・(涙)」 

なんてことが起きなくて良いですね。

サク「ルソ」ン属ではなくサク「ソル」ン属です。

低音のパートリーダーのお姉さんが新入生に向けて楽器のプレゼンを行うシーン。

  ユーフォの起源についてウンチクを垂れ流していますが言い間違いですよね。そうですよね。

でも吹奏楽部出身の方なら共感できる「あるある」がたくさん描かれています。


自分が楽器を選ぶのではない。楽器に選ばれるのだ。

中学までユーフォニアムやっていたことを言う前から見抜かれています。

どの楽器を選択するかということはその人の人間性が表れます。

新しい先生が超厳しくて女子部員反発

部の目標を「全国大会出場」にしてしまったためダラダラやるのは許されません。

副部長の方が発言力がある

部長さんはお人好しくらいの方が良いのかもしれません。

一見楽しそうに見えるこの吹奏楽部も問題を抱えています。


過去に部内でのトラブルがあったようです。


ということで、いまだ部としてのまとまりがない中、北宇治高校吹奏楽部がどのように全国大会を目指して行くのかが楽しみです。
  劇中に有名な吹奏楽の曲も流れますので、吹奏楽経験者は「懐かしい〜!」って思うこと間違いなしです。
視聴できる放送局は以下のようになっています。

TOKYO MX 火 24:30~
サンテレビ 火 24:30~ ※第1話~第6話までは、24:40~の放送となります。
KBS京都 火 24:30~
テレビ愛知 火 25:35~
BS11 水 24:00~
AT-X 金 23:00~




そして、当教室にはこのアニメの舞台と同じ京都府出身のユーフォニアムの先生が所属しています。
京都でも名古屋でもレッスンの受講は可能ですのでこのアニメを見てユーフォニアムに興味が湧いた方はぜひレッスンを受講してみてくださいね。

当教室のユーフォニアム講師


志津妙子講師 (曜日時間応相談

体験レッスン¥1,000/30分

個人レッスン ¥5,000/60分

講師のレッスン可能日時はWebで更新 

生徒様ご自宅、学校などへの出張レッスンも承ります

関西、東海全域に出張レッスン可能

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