こんにちは。長内です。
ラ♭(ソ#)の指づかいが登場してきます。
左手の小指の動きが加わることで、指の動きがかなり複雑になりますので注意深く練習していきましょう。
使用教材
楽譜の苦手な方でも基礎から確実にじっくりとサックスの演奏方法を学んでいける本です。
私のレッスンでは、初心者の方には必ずこの本を使って指導させていただいています。
本日からこの教材も使用していきます。
この曲集は階名(ドレミ)があらかじめふってありますので、楽譜の苦手な方でも、曲の演奏を楽しんでいただけます。
また100曲近くの様々なジャンルの曲が収録されていますので、初心者の方が曲を練習しながら、色々な音楽に触れていくことができます。
この記事の対象の方
- 「サクソフォーン教本」「初級アルトサックスレパートリー曲集」を購入済み
- サクソフォーン教本のLesson10(p.55 練習曲3)まで学習済み
- ラ♭・ソ#の指づかいは未学習
第18回目のレッスンの内容
- 基礎練習(チューニング・ロングトーン・タンギング・音階練習)
- ラ♭(ソ#)の指づかい
- 練習曲4・5 ブーレ、小鳥ならば
- 反復記号(1番かっこ、2番かっこ)家路、漕げよマイケル
この記事の執筆者
私、長内(オサナイ)は中学生の時にサックスを始めて、その後愛知県立芸術大学という大学でクラシックサックスを専門的に学びました。
卒業後はヤマハの大人向けのポピュラーミュージックスクールで講師として仕事をし、現在は私個人の音楽教室でサックスの指導をしています。
サックスの演奏歴は約25年です。
1.基礎練習(チューニング・ロングトーン・タンギング・音階練習)
✔チューニング
前回音を聞きながらチューニングを行っていただきましたが、今日も音をききながらチューニングをやってみましょう。
✔ロングトーン
今回も2オクターブの音域でロングトーンを行いましょう。
出来たらチューナーなどで正しい音程を聞きながらロングトーンをしてみましょう。
✔タンギング
今日は1小節のパターンで音を長めにのばしながら、前回までの倍の長さで8分音符のタンギングを行ってみましょう。以下のパターンで練習をしてみてください。
✔スケール(音階)
今日も音階を練習していきましょう。
ハ長調はp.50の4分音符の動きでも練習していきましょう。
2.ラ♭(ソ#)の指づかい
今日は新しい指づかい、ラ♭(ソ#)を学習します。
この指づかいはソの指に右手の小指を足します。
左手テーブルキーの一番上を押してください。
右手の時もそうでしたが、左手の小指も曲げる必要はありません。
指をのばした状態でキーを押さえましょう。
またシ♭のBisキーと同様に、このキーを押さえたまま右手のキーを押しても音に影響しません。
✔練習曲4
ラ♭の指づかいの練習曲です。
- 1段目 3小節目の二つ目のラの音は同じ小節内なので♭にしましょう。
- 2段目 シの♭の音が出てきます。指示がありますがBisキーで押さえましょう
- 3段目 低音域のラの♭です。オクターブキーを押さないだけで指づかいは同じです
✔練習曲5
ソ#の練習曲です。ラの♭と異名同音ですので指づかいは同じです。
- 1段目 3小節目の二つ目のソは#ですので注意しましょう
- 3段目 低音域のソ#です。2小節目、3小節目のファ#はソ#のキーを押しっぱなしでも問題ありません。
✔ブーレ
少し速めのテンポで演奏されるとのことですので、この曲は少し速く演奏してみましょう。
動画では♩=100で演奏しています。
- 1段目 指示にある通り1回目はメゾフォルテで、2回目はピアノで演奏しましょう
- 2段目 ここからはフォルテです。
- 3段目 3段目のアウフタクトよりメゾフォルテになっていますので音量を戻しましょう。
✔小鳥ならば
アンサンブルの練習曲です。
まずはⅠのパートを練習して、出来るようになったらⅡのパートを練習してみましょう。
動画ではそれぞれのパートを収録していますので、それに合わせてアンサンブルをしてみましょう。
3.反復記号(1番かっこ、2番かっこ)家路、漕げよマイケル
✔反復記号(1番かっこ、2番かっこ)
今回取り上げる曲では新しい反復記号が出てきます。
1番カッコ、2番カッコと呼ばれる記号です。
この記号はリピート記号と組み合わせて使用されます。
上記のようなパターンですと、
①まず最初の小節を演奏し
②1度目はまず1番カッコに入りリピートで戻ります
③そしてもう一度最初の小節を演奏します
④そして二回目は1番カッコに入らず2番カッコに入ります
という順番で演奏していきます。
✔p.20 家路
この曲の演奏順は
- まず最後の段の2小節目まで行き
- リピート記号で最初に戻り
- 2回目は1カッコに入らず、2番カッコに入ります(最後の小節)
✔p.29 漕げよマイケル
こちらも1番カッコ2番カッコがあります。
また、テンポが速い曲ですので、ゆっくりから練習してみてください。
以上で第18回目のレッスンは終了です。
ミ♭と同様に、ソ#で使用される小指は動きにくい指です。
小指の関節を曲げてキーを押そうとすると指がつる原因にもなりますので、指は曲げずに押さえるようにしてください。
初心者の方でも楽器の持ち方から丁寧に指導させていただいております。
またネットからの申し込みの場合は入会金が通常1万円のところを半額の5000円にさせていただいております。
1回のみの受講も可能ですのでぜひレッスンにお越しください。
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