![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s9af8786677009789/image/if4a9b95ebf65aa1b/version/1433740334/image.png)
前回、「タンギングをするところとしないところ〜アーティキュレーションの基本」においてアーティキュレーションの基本的な記号のテヌート、スラー、スタッカートなどについて説明しました。
マルカート≒「ノンレガートで」という意味だと思っていました。
まず、マルカートという「語句」です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=305x10000:format=png/path/s9af8786677009789/image/iebf31a90d5d1ae49/version/1433717141/image.png)
メゾスタッカート・テヌートスタッカート
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=205x10000:format=png/path/s9af8786677009789/image/idf5eb5347d359799/version/1433717141/image.png)
私はこの記号は「テヌートスタッカート」だと思っていましたが「メゾスタッカート」とも言うそうですね。
意味としては「テヌートとスタッカートの間くらいの長さ」だとか「3/4くらいの長さ」だとか・・・「そんなもん作曲家による違いがあるし時代考証が必要だ」だとか・・・よくわかりません。
でもざっくりとした理解では「3/4(75%)くらいの長さ」で吹けばいいんじゃないですかねー?
そして、これがノンレガートと何が違うかと言われたら・・・細かいことを言うとキリがないですが、初心者の認識としては特に大きな違いはないと考えてOKだと思います。
ちなみにスラーとスタッカートがついている下の画像のような記号。
![メゾスタッカート](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s9af8786677009789/image/i7f2c3b02e89391c9/version/1431925386/%E3%83%A1%E3%82%BE%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88.png)
これもメゾスタッカートと呼んでいいようですね。
奏法も同じです。
スタッカーティシモ~とりあえず1/4の長さと覚えましょう。
![スタッカーティシモ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=170x10000:format=png/path/s9af8786677009789/image/i14a6ae448adf637d/version/1433717142/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A2.png)
この記号はスタッカーティシモといいます。
一般に音価の4分の1(25%)の長さ分鳴らすと説明されてはいますが、実際はもっと短くされることが多いようです。
そして楽典の本によっては「^」もスタッカーティシモだと説明されている場合もあり、とにかく色々です。
ですがこの記号が基本的にはスタッカーティシモだということですね。
色々な説や解釈があり、わけがわからなくなってきました。ですが、単純化して考えるとこういう事になります。
前回と今回のアーティキュレーションの記事を書くにあたり改めて色々と調べてみましたが・・・アーティキュレーションの解釈は本当に様々なので、私自身がだんだんと混乱してきました。
しかし、このブログは「初心者のための」というテーマで作成していますのであえて単純化して整理してみました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=635x10000:format=png/path/s9af8786677009789/image/ic4cfd49434e4c2ae/version/1433717142/image.png)
基本的にはこのような認識で7割くらいは間違っていないと思います。
ここにマルカートやメゾスタッカート、山型アクセントがそれぞれの曲の解釈やローカルルールなどで入ってくるという感じではないでしょうか。
はあ・・・このアーティキュレーションの記事の作成は非常に骨が折れました。
でも私自身にとってもたくさん勉強になることがありました。
以上が「アーティキュレーション~応用編~」でした!
この記事の執筆者
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=103x1024:format=jpg/path/s9af8786677009789/image/i2a0cde58d626a1da/version/1432011545/image.jpg)